恐竜のはくぶつかん 東海大学自然史博物館 faq
Question 肉食恐竜と草食恐竜は何ぜわかれているのですか?
Answer
もともと、両生類から爬虫類にわかれたとき、または初期の爬虫類は肉食でした。草食恐竜、実は中生代末になって草というものが現れたので、草を食べる恐竜はいなかったと思われます。そのため、正しくは「植物食恐竜」ですが、この植物を食べる恐竜は陸上生活に適応してはじめて現れた動物になります。
単純に、「それぞれの食の好みが違っていて、好きなものばかり食べていたらそうなった。」などと答えたくなってしまいますが、その理由にはさまざまなものがあると思います。
植物食恐竜は、もともと肉食だった仲間から進化したのですが、植物を食べるためにもともとの歯を退化させて、かたいくちびるや奥歯のかたちを変えて植物を食べることに適応しています。また、植物を消化するためには、それなりの胃腸が必要で、その点もいろいろと肉食恐竜のそれとはちがっています。
恐竜とは竜盤類と鳥盤類というグループの動物の総称なのですが、鳥盤類には肉食がいません。竜盤類には獣脚類という肉食の恐竜と竜脚類という植物食の巨大な首の長い恐竜(竜脚類)が含まれます。鳥盤類の中では鳥脚類が、特に白亜紀後期に植物食の恐竜として発展した恐竜といえます。
このように、恐竜は陸の上で生きて栄えた動物で、陸上に生えている植物を餌として食べることができれば、植物はまわりにたくさん生えているので動物を捕まえて食べるよりも、、食べ物には困らないことになります。
恐竜の仲間の長い歴史の中で、植物を食べる動物が現れ、それらはとりあえず食べるのに困らなかったことから、生き延びることができて、だんだんとその仲間が発展していったのではないかと思います。
特に、ジュラ紀という地質時代(今から2億1000万年年〜1億4000万年前)の時代はとても暖かく湿った時代で、シダやソテツなどの植物がたくさんあって、それらを食べる植物食の恐竜がたくさんいました。また、つぎの白亜紀にもひきつづき、さまざまな種類の植物食の恐竜が増えました。
植物食の恐竜がたくさん増えたことは、それらを食べる巨大な肉食恐竜も飢えることにつながって、両者が増えていったと思われます。
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Copyright (c) Social Education Center TOKAI University All rights reserved. 最終更新日:2004年02月14日